ソウルから現代R&Bへ|音楽のつながりで聴く名盤20選

R&Bの名盤を探していると、60年代のソウル、70年代のファンク、90年代のネオ・ソウル、今のオルタナティブR&Bまで、幅広い作品に出会います。好きな一枚はあっても、時代ごとの音楽がどうつながっているのかは、意外と分かりにくいものです。

そこで今回は、サム・クックからオリヴィア・ディーンまで、1964〜2025年に発表された20枚を年代順に紹介します。人気や売上の順位ではなく、曲や演奏のつながりが聴こえてくる作品を選びました。それぞれの聴きどころとSpotifyの試聴を手がかりに、気になる時代を自由に行き来してみてください。

最初から順番に聴いても、好きな時代から選んでも大丈夫。自分の好きな声やグルーヴを見つけるための20枚です。

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目次

ソウルとR&Bはどうつながっている?

「R&B」はリズム・アンド・ブルースの略で、ブルース、ゴスペル、ジャズなどが交わりながら広がってきた大きな音楽の呼び名です。ソウルは、その流れの中でゴスペルの歌唱表現などを取り込み、独自の力を持つようになりました。つまり「ソウルがR&Bに変わった」という単純な一本道ではありません。

そこからファンク、ディスコ、ヒップホップ、電子音楽、ポップと影響し合い、時代ごとに新しいR&Bが生まれています。この記事では細かなジャンル分けにこだわり過ぎず、実際に聴こえてくる声、リズム、アレンジの変化を手がかりにします。

※Spotifyとレコードでは、収録曲や音源の内容が異なる場合があります。

第1章|歌声で受け継がれたソウルの原点

同じ曲でも、誰が歌うかで景色が変わる。サム・クック、オーティス・レディング、アレサ・フランクリン。まずは3人の歌声と、曲の受け継がれ方を聴いてみましょう。

01. Sam Cooke『Ain’t That Good News』(1964年)

ソウルの歴史をたどるなら、まずはこの声から。サム・クックの歌には、ゴスペルで培われた伸びやかさと、親しい人に語りかけるような自然さが同居しています。軽やかな「Good Times」を聴けば、その魅力がすぐに伝わるはずです。

そして「A Change Is Gonna Come」。社会が変わることへの願いを、声の表情だけで深く刻む曲です。同じ歌を次のオーティス・レディングも取り上げます。歌い手が変わると音楽の意味や響きがどう変わるのか。その聴き比べが、この記事の最初の楽しみです。

まず聴きたい曲:A Change Is Gonna Come

Spotifyでアルバムを試聴

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